キッチンの床を張り替える際、キッチンを移動させる必要がある場合があります。しかし、キッチンは重量があり、配管や配線も接続されているため、移動には注意が必要です。この記事では、キッチンの床を張り替える際の、キッチン移動の注意点と手順について詳しく解説します。まず、キッチンを移動させる前に、必ず行うべきことがあります。それは、水道の元栓を閉めること、ガスの元栓を閉めること、そして電気のブレーカーを落とすことです。これらを忘れると、水漏れやガス漏れ、感電などの事故につながる可能性があるため、必ず確認しましょう。次に、キッチンの種類を確認しましょう。キッチンには、システムキッチンとセクショナルキッチン(ブロックキッチン)の2種類があります。システムキッチンは、天板やシンク、コンロなどが一体になっているタイプで、セクショナルキッチンは、それぞれのパーツが独立しているタイプです。システムキッチンの場合、移動には専門的な知識や技術が必要になる場合があるため、DIYに自信がない場合は、業者に依頼することをおすすめします。セクショナルキッチンの場合は、比較的簡単に移動させることができます。具体的な移動手順ですが、まずはシンク下の排水管を取り外します。排水管は、ナットで固定されていることが多いので、モンキーレンチなどの工具を使ってナットを緩めて取り外します。次に、給水管と給湯管を取り外します。これらの管も、ナットで固定されていることが多いので、同様に工具を使って取り外します。給水管と給湯管には、止水栓が付いている場合があるので、止水栓を閉めてから作業を行いましょう。続いて、コンロを取り外します。ガスコンロの場合は、ガスホースを外し、電気コンロの場合は、電源コードを抜きます。最後に、キッチンを固定しているネジやボルトを外し、キッチン本体を移動させます。キッチンは、非常に重いので、複数人で作業を行うようにしましょう。また、床や壁を傷つけないように、養生シートなどを敷いてから作業を行うことをおすすめします。移動させたキッチンは、床の張り替えが終わるまで、安全な場所に保管しておきましょう。
床張り替え時のキッチン移動、注意点と手順