アシナガバチとスズメバチの巣の違いとは?見分け方と対処法

アシナガバチの巣を見つけたと思っても、実はスズメバチの巣だったというケースもあります。どちらも家の周りに巣を作ることが多いため、正しく見分けることが重要です。特にスズメバチは攻撃性が高いため、間違った対応をすると危険にさらされる可能性があります。では、アシナガバチの巣とスズメバチの巣にはどのような違いがあるのでしょうか。 まず、巣の形状に注目すると、アシナガバチの巣はシャワーヘッドのような半球状で、巣穴がむき出しになっています。一方、スズメバチの巣は球形またはとっくり型で、外側がマーブル模様のような紙質の層で覆われているのが特徴です。スズメバチの巣は外から見ると一見なめらかで、巣穴が隠れていることが多いため、見た目で簡単に識別できます。 次に、巣が作られる場所にも違いがあります。アシナガバチの巣は軒下やベランダの隅、庭の木の枝など、比較的開けた場所に作られることが多いです。それに対して、スズメバチの巣は屋根裏や床下、木の内部、壁の隙間など、閉鎖的な空間に作られることが多く、発見が遅れることがあります。 また、ハチの性格にも違いがあります。アシナガバチは比較的おとなしい性格で、巣を刺激しなければ攻撃されることはあまりありません。しかし、スズメバチは巣に近づいただけで警戒し、巣を刺激すると集団で襲いかかってくることがあるため、より危険です。特にオオスズメバチやキイロスズメバチは攻撃性が高く、刺されると強い痛みを伴うだけでなく、アナフィラキシーショックのリスクも高まります。 アシナガバチの巣ならば、巣が小さいうちに駆除することで比較的安全に対処できますが、スズメバチの巣を見つけた場合は絶対に自力で駆除しようとせず、すぐに専門の害虫駆除業者に相談することが大切です。スズメバチは強力な毒を持ち、攻撃性が高いため、不用意に近づくのは避けましょう。 アシナガバチとスズメバチの巣の違いを知ることで、適切な対応を取ることができます。巣を見つけた際には、形状や場所をよく確認し、安全な方法で対処するようにしましょう。