アースの線は、感電事故を防ぐための重要な安全装置ですが、それだけに頼るのではなく、他の安全対策も併せて行うことが大切です。アースの線以外の安全対策についてご紹介します。まず、漏電遮断器を設置しましょう。漏電遮断器は、漏電を検知すると自動的に電気を遮断する装置です。アースの線が接続されていない場合でも、感電事故を防ぐことができます。次に、濡れた手で電気製品に触れないようにしましょう。水は電気を通しやすい性質を持っているため、濡れた手で電気製品に触れると、感電する危険性があります。そして、コードやプラグを定期的に点検しましょう。コードやプラグに傷や破損がある場合、漏電の危険性があります。定期的に点検し、異常があれば、速やかに交換しましょう。また、タコ足配線をしないようにしましょう。タコ足配線は、電気容量を超えて電気製品を使用することになり、火災の原因となる可能性があります。さらに、子供の手の届かない場所にコンセントを設置しましょう。子供がコンセントにいたずらをすると、感電する危険性があります。アースの線が届かない場合、延長したいと考える方もいるかもしれません。しかし、DIYでのアースの線延長は、非常に危険な行為です。この記事では、DIYでアースの線を延長することの危険性と、正しい方法について解説します。まず、DIYでアースの線を延長することの危険性についてです。アースの線は、万が一の漏電時に電気を安全に地面に逃がす役割を担っています。DIYで不適切な方法で延長すると、アースの線が正常に機能しなくなる可能性があり、感電事故につながる恐れがあります。次に、正しい方法についてです。原則として、アースの線の延長は専門業者に依頼すべきです。電気工事士の資格を持つ専門家であれば、安全な方法でアースの線を延長することができます。しかし、どうしても自分で延長したい場合は、以下の点に注意する必要があります。